サンゴバン株式会社 機能樹脂事業部 インタビューその2|コロナ禍前後で変化した監査…、キーワードは「SDGs」?

サンゴバン株式会社機能樹脂事業部 パーチェスマネージャー 嘉瀬 清司様(CPP-A級資格取得)に、資格取得の背景やご活用についてお伺いしました。(※以降敬称略、所属・役職は2021年11月26日時点)

吉田

ありがとうございます。
サプライヤー管理の部分でお伺いできればと思うのですが、コロナ禍で監査に行くことが難しい、ということを良くお伺いするのですが、御社の場合はいかがでしょうか?

嘉瀬
やっぱり現場にいけなかったので、全然できなかったですね。監査に関しては、今年は2件しか行くことができなかったです。
1件は新規採用先だったので監査に行く必要があって行きました。その時は、コロナの感染状況の谷のタイミングでしたね。もう1件は、書類監査です。
監査の内容に関しても、この2年でSDGsに関する要素が入ってきて、チェックシートもだいぶ変わってきています。
そういう点では、従来の監査の繰り返しだけはなく「CSR要素を満たしてくださいね」というメッセージ性のある監査チェックシートを作り、配布する、ということでは意味がある、変化がある2年だったのかな、と感じています。

吉田
なるほど。今キーワードで「SDGs」がでましたが、御社の購買・調達における考えなどお聞かせください。

嘉瀬
我々は、母体がガラスメーカーなので、カーボンフットプリントが大きな懸念点になっています。「二酸化炭素排出削減」「電力などのカーボンタイプサイトの量削減」、最後は「サプライチェーンの購買物に対する二酸化炭素の量削減」という3段階あります。スコープ1、2が重点ですけど、3も同時に始めています。
ただ、企業価値が社会資本的な角度から見ることは、目に見えない株主などステークホルダーのハードルがあると思っています。

購買視点からは、“ステークホルダー資本主義”といった観点で購買をしたりすることで、“本当の意味でのサステナビリティ”を地道にやってかないといけないな、と感じています。

社内方針はあっても、基準がないので、それこそ国際基準に従った水産資源、木材、コンフリクトミネラルの購買であったり、ILO基準であったり…等やっていますけど、それは単なるコンプライアンスなので、やっぱり我々も『企業価値の向上を目指すアクティビストとしてのリーダーシップを取らなきゃいけないはず』と感じています。

例えば…
「サンゴバンジャパン機能樹脂事業部は結構うるさいよ、でも、あそこに行くと何でこれやっているのかが分かるよ、勉強になるよ」と言われるような活動をしていきたいな、と思っています。

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