アステラス製薬インタビュー2:2013年頃から「体系的に学ぶ教材、機会が必要になった」そのワケとは?

アステラス製薬株式会社 調達部 マニュファクチュアリング&サプライチェーン 課長 原薬担当・ロジスティクス担当 中島 英之様(CPP-A級取得)に資格取得の背景やご活用についてお伺いしました。

(※以降敬称略、所属・役職は2021年12月20日時点)

吉田
ありがとうございます。国内外の人財が活躍されている組織の中で、CPPの社内認知度はいかがでしょうか?

中島
そうですね…、認知度が高まってきたきっかけにもなりますが、2013,14年頃から調達部で「組織的にCPPを資格取得していこう」という方針があり、年に2~3名程度の割合で、上長からの推薦と本人の意思で、資格取得が推進されていました。それで、資格取得者も増えていき、次第に認知度が高まっていった、ということが最初の流れになりますね。

吉田
なるほど。その制度を立ち上げた方、広げていった方は中島さん以外の方だったのでしょうか?

中島
そうですね。当時はこれからグローバル化していこう、というタイミングで、その時の部課長クラスがCPPの導入を決めて、展開したという流れですね。

吉田
CPPを展開していく上で組織の中にあった課題感や目標などの背景について、もしご存知でしたら教えてください。

中島
あくまで私の認識になりますが、私は30歳半ばで異動してきました。
当時は新卒や経験年数の浅い方が調達部に異動してくることはなく、平均年齢は今よりも若干高めな印象で、業務のノウハウやテクニックは非言語的…、それこそOJTなどで伝承してきたと思います。
それが、徐々に若い人財も増えてきて、当時の組織長達が
「日々の調達業務で発生している事象やアクションが製薬業界特有のものなのか、一般的な購買調達の知識や手法、考え方に基づいているものなのかどうかを知っておいた方が、組織として必要な人財に成長していくだろう」
と考え、「体系的に学ぶ教材や機会が必要」と判断したのかなと思います。

吉田
ありがとうございます。先程「当時は平均年齢が若干高かった」ということを伺いましたが、今は下がってきているのでしょうか。

中島
実際に平均年齢を計算したことは無いのですが、今は新卒の方もいますので恐らく下がってきているのではないかと思います。
あとは、当時よりグローバル化も進んでいて、色々な業務バックグラウンドを持たれた方の中途採用も行っているので組織は多様化してきていると思います。

勝田
会社自体が多様化などの変化するタイミングでCPPの導入が進んでいったということでしょうか?

中島
順番としては多様化していく少し前からCPPは使わせていただいていました。
その後にグローバル化の動きが出てきて、今はグローバル機能化しています。

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