アステラス製薬インタビュー5:CPPの学習と業務がリンク・共感した部長の方針、オランダ駐在時で活かせたこととは?
アステラス製薬株式会社 調達部 マニュファクチュアリング&サプライチェーン 課長 原薬担当・ロジスティクス担当 中島 英之様(CPP-A級取得)に資格取得の背景やご活用についてお伺いしました。
(※以降敬称略、所属・役職は2021年12月20日時点)
吉田
お忙しい業務の中、学習時間を作るなど負担を感じる中で、CPPで学習した内容が業務とリンクしたようなエピソードがあれば教えてください。
中島
CPPガイドを学習する前までは、調達の業務は受け身のようなことが多いのかなと感じていました。
ただ、当時の部長が「これからは受け身ではなく、ビジネス部門に提案していこう」「プロアクティブに行っていこう」ということを調達部全体に向けて発信していて、本当に共感しました。
後々CPPガイドを学習していくと、部長が発信していた内容がCPPガイドの「これからの調達のあり方」について書かれているところにも同じように書かれていて「部長もCPPを勉強されたのかな?」と思うくらい驚きましたね。
その時、調達部の方向性とCPPガイドの内容の整合性に気づいた…というか、実務的な部分だけではなく、マネジメントのところで普遍的に通じる考え方があるんだな、ということを実感しましたね。
吉田
現在、大体何名くらいの方が取得されていらっしゃるのですか?
中島
個人で受験している方や、合格した後に異動する方もいますので一概には言えませんが、年間3名程度受験をしていて、今は大体10名程度の方が取得していますね。
吉田
資格取得をした後、CPPガイドを読み返したり、実際に業務で役に立ったりしたエピソードがありましたら教えてください。
中島
あまり大それたエピソードではありませんが、過去に調達業務でオランダ駐在していたことがありまして、そこで現地の会社と製品の契約交渉を英語で行っていました。
その際、LME(London Metal Exchange)という略語がさらっと出てきて、CPPで事前に知っていたお陰で、相手が何を言っているのか分かり大変助かりました。
体系的な知識があると、関連する内容に早く気づけるのかもしれませんね。