アステラス製薬インタビュー8:会社にバリューを届ける調達人財、組織の命題とは?

アステラス製薬株式会社 調達部 マニュファクチュアリング&サプライチェーン 課長 原薬担当・ロジスティクス担当 中島 英之様(CPP-A級取得)に資格取得の背景やご活用についてお伺いしました。

(※以降敬称略、所属・役職は2021年12月20日時点)

吉田
心理的安全性を確保して、オープンな対話を推進している環境で、御社ではどのような購買調達の人財を育成していこうとお考えでしょうか?

中島
組織の役割…というか命題ですが、関連部署あるいは会社全体に対してバリューを届けていく、繋いでいくような人財を育成していき、調達部門としての使命を果たすことが大切だと考えています。
我々の場合だとバリューを届ける関連部署は生産系の製薬技術本部などになりますが、コスト的な意味合いのバリューも、コスト以外のバリューも関連部署や会社全体に届けていく、繋いでいくということが今の調達が求められる機能、役割かと思います。
対外的に取引先様ともWIN-WINな関係になることもそうですし、社内に「調達が出したバリューはこの部分です」と言えて、伝わるようにしていかないといけない、と思っています。

勝田
今のバリューに関する方針は、調達部門以外でも全社的に示されているものでしょうか?

中島
バリューは全社的なものですね。
弊社ではバリューを計算式のように定義していて、分子がOutcome(結果、アウトプット)、分母が広い意味でCost(会社や関係者が払っているコスト)のイコールを”Value”と価値定義しています。それは全社共通の言語として浸透していっていると思います。

勝田
CPPガイドで書かれているVE(Value Engineering)のような印象ですね。

中島
確かに、そうですね。似ている所はあると思いますね。

勝田
CPPガイドが調達部門として経営の向かうべき方向性を理解しながら、言い換えると経営とリンクしながら進められることに役立つのかなと思ったのですが、いかがでしょうか?

中島
おっしゃる通りかもしれません。会社の方針に、CPPガイドで似ている内容があるのは、もしかしたら偶然じゃないかもしれないですね。

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