江崎グリコ株式会社インタビューその4 | CPPが必要なスキルだと、メンバーが共感していただいたこととは?

江崎グリコ株式会社 グループ調達部の方々へ、CPP資格制度の導入やご活用について事務局がお伺いしました。
グループ調達部 部長 森田裕之 様、秋山幸司 様
(※敬称略、所属・役職は2021年 4月13日 時点のもの)

勝田
他社でヒアリングをさせていただくと、「合格できる確率が高い見込みが高い方から受験させていく」というパターンをよく伺います。お二人に伺いしたいのですが、江崎グリコさんの中でも、受験される方の優先順位などありますでしょうか?

森田
部門の目標として全員合格ということを掲げていて、目標についても全員納得の上で作っています。

何より私がCPPの資格を持っているので、私が持ってなくて言うと全く説得力が無いのですが(笑)、「やろうよ」「必要なんだよ」「私も10年程前に取得したんだよ」ということを発信しました。

CPPガイドブックを読み返し、完成度の高い体系化された調達に関するロジック、セオリーが書かれていたのだな、ということを改めて感じています。

きっとメンバーの皆さんが「年齢に関係なく自分の業務専門性を上げるために必要な知識なんだ」ということを理解してくれたと思いますね。メンバーがCPPに書いてある内容に納得できる内容だったからだと思います。

勝田
ありがとうございます。内容についてですが、組み立て産業寄りの事例が多くあるかなと思うのですが、江崎グリコさんは食品業界で、どちらかというと装置産業、プロセス産業に近いような印象があり、学習と受験を進めていく中での違和感、ギャップ、苦労はありましたか?

秋山
おっしゃった通り、組み立て産業の事例や手法が紹介されていることもあったのですが、私の印象は「我々のような業態でも活用できる事例が半分以上あった」と思います。

もちろん、組み立て産業式の手法を直接的に取り入れるということはできないのですが、その手法を知ることで逆に新たなアイデアが生まれてくることもあるのかな、と感じました。

実際、私自身も、一緒に勉強をしたメンバーも「全く役に立たないよね」という印象は無く、「こういう考え方で、自動車メーカー、部品メーカーはこういう風に調達業務をやっているんだ」「じゃあ、自分達の業務に置き換えたときにはどのような考えになり、どのような流れになるかな?」といった、因数分解して昇華させるような思考になっていたのかな、と思います。

勝田
違いの中から学びに結びつけていったということですかね?

秋山
そうですね。それが、やりがいにもつながりましたし、実際、価格査定の方法など参考になりました。

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