三菱UFJ銀行 インタビュー5:非製造業こそ学ぶべきCPP!

株式会社三菱UFJ銀行 経営企画部 購買戦略室 購買・調達グループ 次長
齊藤 隆 様に、「CPP資格取得」の背景やご活用についてお伺いしました。

(※以降敬称略、所属・役職は2023年12月20日時点)

国部
齊藤さんは、A級の取得もされているのですよね。この大きな壁には、どのように取り組まれたのですか?

齊藤
実はB級に合格した数日後に、A級で求められるレベル感を把握したくてすぐに受験してみました。その時は合格には至りませんでしたが、問われる内容を把握できた点は大きいものがありました。出題の中には、多少勉強した程度ではとても解けそうにない難解な問題や、逆に勉強しなくても論理的に考えていけば解ける問題も含まれていた印象です。

谷澤
一筋縄ではいかないような問題も含まれていたのですね。

齊藤
はい、少々勉強した程度では限界がある問題と、確りと準備すれば解ける問題が混在している印象でした。前者のタイプの出題数は限られる印象でしたので、どちらかと言うと、後者のタイプの問題の正答率を確実に高めておくことが合格への近道になるのではとの感触を得ました。基本的な知識の取りこぼしがないよう、もう一度テキストを見直し、自分の頭を整理しました。1ヵ月後に再受験に臨み、合格できました。

谷澤
実際に受験されてみて、どのような感想を持ちましたか?

齊藤
A級は、2回目のチャレンジでしたので、合格できてほっとしました。振返ってみると、特にB級が非常に良い試験であると感じました。分野ごとの採点結果が細かく開示されるため、合格ありきだけでなく、分野別に自分の得意不得意が確認できます。十分なレベルに達している分野には自信が持てますし、強化すべき領域に対する気づきも得られました。

谷澤
知見の偏りや、気づきが得られたのですね。

齊藤
はい。もし可能であれば、有取得者が継続的にチェックできるような再受験の仕組みがあるとよいのではないでしょうか。本質的な目的は業務スキルの向上にあるわけですから、ぎりぎりの合格でも資格取得できれば良い、ただ合格すれば良い、というわけではないはずです。継続学習の中で、欠けている部分が確認できるツールにしてもらえたら、有資格者にとっても、継続して受検する価値が産まれる気がします。

谷澤
確かに継続的に使ってチェックしていただけたらありがたいですね。貴重なご意見ありがとうございます。是非検討してみます。
最後にこれから受験する方にメッセージをお願いします。

齊藤
非製造業の合格者、特に金融業界における合格者が非常に稀であるとのことで、今回のインタビューのお申出を頂きましたが、このこと自体がとても意外であり、驚きました。組織として購買調達活動のスタンダードが確立されていないであろう非製造業に従事される方にこそ、学ぶものの多い資格だと考えます。

谷澤
ありがとうございます。

齊藤
製造業でも、個社の事情も多分に含んで購買調達業務が形作られているはずです。金融業ではなおさら、所属する組織の事情や、個人の経験に頼る部分が大きくなるのではないでしょうか。当社ではこうなっている、私はこうやってきた、皆さんそれぞれの経験があると想像します。

谷澤
おっしゃるとおりだと思います。

齊藤
それが世間一般のセオリーに照らして適正なのか、疑問や仮説を持ちながら、テキストの内容と照らし合わせていくと、得るものが多いと考えます。実務とリンクさせつつ、知的好奇心を持ちながら楽しんで学習・受検に向き合われると良いのではないでしょうか。

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