株式会社ホンダアクセス インタビューその6|サプライヤー分析の定量化、フェアな評価軸とは?

株式会社ホンダアクセス 購買部 品目ブロック の方々へ、CPP資格制度の導入やご活用について事務局がお伺いしました。
ブロックリーダー 主幹 原口裕孝 様、主任 西松直也 様、チーフ 繁田啓輔 様
(※敬称略、所属・役職は2021年 4月23日 時点のもの)

勝田
少し 調達プロフェッショナルスタディーガイドの中身について教えていただきたいのですが、役に立たなという内容、テーマがあれば教えてください。

西松
私が印象的だったのは、お取引先との関係構築や、選定の部分ですかね。今までは独自の考えで構築してしまっていましたが、相手先のQCDDの実力度や協力度などが体系的に書かれていて、今まで自分達でやってきたことと同じ部分もあれば、まだ把握してなかった部分もあり参考になりました。

あとは「言葉(専門用語)」ですね、メンバーで話していても「あれ、この言葉で合っているかな?」や、「確かにこういう言葉だと通じる、分かり易い」という場面もありました。

勝田
他社でも同じようなことをよく聞きます。例えば、社内言語で「コストダウン」「コスト削減」など色々ばらつきがある中で「コストリダクション(CR: Cost Reduction)に統一されました」など伺います。

原口
先程、西松がQCDDを例に挙がりましたが、業務で点数化しやすい部分は管理しやすいですね。

ただ購買の中で、見積もりなどは数字で表されますが、協力度合いなどを数値化することには課題感を持っています。

我々の調達品目でも少ない数を購買している部品もあり、その点では、お取引先に無理をいってお願いして作ってもらうこともあります。お取引先が我々と「どう向き合って、協力していただいているのかな?」という観点と測り方などを調達プロフェッショナルスタディーガイドで学びましたね。

勝田
サプライヤーの皆様にとってフェアな評価軸の参考になったということですかね。

原口
そうですね。

繁田
私も、評価軸とか、評価の観点などは役に立ったと思います。

あとは、新たな転入者や新入社員に教えるときに、今まで”言い伝え”みたいな形でやっていて(笑)、「本当に合っているのかな?」と疑問もありましたが、調達プロフェッショナルスタディーガイドのコスト分析の部分に載っている基本的な例や解説を見ると、「やっぱり合っていたね」ということを、自分も振り返りながら確認することができました。

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