ソフトバンク株式会社インタビューその10|CPPを受験する人へのメッセージ
ソフトバンク株式会社コストマネジメント本部の方々へ、CPP資格制度の導入やご活用について事務局がお伺いしました。
コストマネジメント本部
TUコスト管理・購買統括部統括部長 東條敦 様、業務企画課長 大橋和彦 様、河野智子 様、米田直樹 様、村上遼 様
(※敬称略、所属・役職は2020年1月28日時点のもの)
10.CPPを受験する人へのメッセージ
中本
これからCPPを受験するみなさんに向かってメッセージをお願いします。
東條
先ほども申し上げましたが、購買業務は世の中に資格がそれほど明確に存在しているわけではありません。
体系立てて知識と経験を両立させるには、CPPの受験が非常に有効でしょう。
いろいろと経験を蓄積してきたあとで、CPPを勉強することにより、今までのやり方が正しかったのか、それとももう少し別のやり方があったのかを確認することもできます。
知識として身に着けたことが現場で表に出てくるときが、本当に自分の身に着いた時でないかと思います。
知識と経験の両方で実力を構成するとしたら、CPPは大きなパーツの1つになるのではないでしょうか。
中本
河野さんには事務局の立場から、メッセージをお願いいたします。
中本
会社と組織が一体になって力をつけるために勉強していることを意識するのは大事ですね。
村上さんからもメッセージをお願いします。
村上
入社してしばらくは日々の案件に思考が埋もれてしまうことが結構あります。
しばらく業務をこなしたあとで、「あれは何をやっていたのだろう」と振り返り、自分なりに理解することが必要です。
その取っ掛かりになるのがCPPでしょう。
中本
個人の業務の見直しや振り返りができるということですね。
実際に周囲の方とかかわるうえで良い影響が出る部分はあるのでしょうか。
社内講師をして周りの方と良い会話ができるようになったことなどはありませんでしたか。
村上
私もそれほどバイヤー経験があるわけではありませんから、自分が担当する会社が業界でどんな立ち位置なのかなど、年上の方たちが少し視座の高い話をしていると、ついていけないことがありました。
しかし、CPPを学ぶことで話題についていけ、どんな目線で話しているのかが分かるようになったと思っています。
中本
それでは次に米田さん、どうぞ。
米田
私はたまたま、2019年度からコスト改革推進課に移りました。
バイヤー業務と併行し、経営企画や事業部門と協議してコスト改善施策を考える部署です。
コスト改善を考える際、バイヤー経験だけでなく、CPPを勉強したことから発想できることがいろいろとありそうです。
そういうヒントをもらえるツールがCPPなのです。
だから、資格を取得したらそれで終わりにするのではなく、合格後もたまにテキストをめくって振り返りを進めると、より学びが深まると思います。
中本
資格を取得したあと、理論に立ち返って学びを深め、それを業務に生かすことは、われわれ事務局が願っている部分です。
最後に大橋さんからこれまでの経緯も踏まえ、お考えになっていることがあればお願いします。
大橋
僕は企画部門が長いのですが、ソフトバンクは社内にたくさんの教育研修ツールを持っています。
新卒や中途採用のオリエンテーションでそれらのツールについて話すことがよくあります。
しかし、これまでバイヤーに関するツールがありませんでした。
CPPの前はコスト分析やサプライヤー評価の資料を1つずつ作ったり、外部講師を招いた勉強会を開いたりしていました。
CPPが始まると、バイヤーに必要な知識はここからここまでと示すことができ、みんながそれを学んで帰ってきてくれます。
企画部門からすると、こんなありがたいツールはありません。
統一した学びができる点もいいところですね。
中本
皆様、どうもありがとうございました。
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