ソフトバンク株式会社インタビューその9|社内勉強会の講師をしていて得られたこととは。
ソフトバンク株式会社コストマネジメント本部の方々へ、CPP資格制度の導入やご活用について事務局がお伺いしました。
コストマネジメント本部
TUコスト管理・購買統括部統括部長 東條敦 様、業務企画課長 大橋和彦 様、河野智子 様、米田直樹 様、村上遼 様
(※敬称略、所属・役職は2020年1月28日時点のもの)
9.社内勉強会の講師をしていて得られたこととは。
中本
お2人がCPPの社内勉強会で講師をやられたようですが、ご自身で希望されたのですか?
村上
制度として、直近で合格した者が翌年度に応募者がいた場合に講師になってきたと聞いています。
中本
受ける前の段階から次の人に教えることを見据えてもらうというのは、素晴らしいですね。
東條
私が1年ぐらい講師の半分ほどを務めましたが、自分が分からないことを調べたり読み込んだりするのが結構、大変でした。
継続的に進めていくには、勉強して受かった人間が最も詳しいと思い、講師をやってもらうことにしました。
知識の定着化を進めるためには、試験に受かって終わりにしてしまうのでは意味がありません。
だから、講師をすれば暗記していることをしっかりと理解できると考えたのです。
中本
実際に講師をするうえで工夫した点、意識した点はありますか。
村上
基本的にはスタディーガイドに従い、章を追って説明しています。
ただ、直前のセミナーも受けていますから、セミナーで重点的に取り扱ってもらったことと図に載っていることをリンクさせながら、話すようにしているところです。
中本
実際に使われている教材はどんなものでしょうか。
村上
テキストです。
テキストをそのまま使っています。
テキストを読み、図に注目する形式です。
文字だけだと結構、抽象的な理解で終わってしまいますから、できるだけ自分たちの業務に合わせて具体例を交えながら説明するよう心がけています。
メーカーから転職してきた人が参加者にいた時は、そのメーカーを取り上げて、やり方を比較してみました。
私はソフトバンクも集中購買していると認識していましたが、自動車業界では1つの部品について年間契約でものすごい量を調達しています。
通信業界のソフトバンクとは全然規模感が違うわけです。
われわれも集中購買に注力していますが、まだまだだと痛感しました。
講師をしていると、こんな気づきもあり、学びが多いです。
中本
単に教えるだけでなく、学びもあり、勉強会が試験対策だけでなくなっていますね。すごい活用の仕方です。
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