ソフトバンク株式会社インタビューその8|CPP学習の中で印象的な部分とは。

ソフトバンク株式会社コストマネジメント本部の方々へ、CPP資格制度の導入やご活用について事務局がお伺いしました。

コストマネジメント本部
TUコスト管理・購買統括部統括部長 東條敦 様、業務企画課長 大橋和彦 様、河野智子 様、米田直樹 様、村上遼 様
(※敬称略、所属・役職は2020年1月28日時点のもの)

8.CPP学習の中で印象的な部分とは。

中本
村上さんは、実際にCPPを勉強しようと思った経緯やそのころにご自身でどんな課題をお持ちだったか、教えてください。

村上
購買本部に配属されて以降、インフラ機器などで知識を身に着けるのに追われていました。
自分の手元に来た案件を裁くので精いっぱいだったのです。
自分がどういった目標のもとでこの業務をしているのか、あまり俯瞰的に見る余裕はありませんでした。
ただ、1つの業務を終えたあと、自分が会社の中でどんな機能を担っているのかを知りたいと思う気持ちはありました。
ですので、CPPで体系的に学べたことは大変、貴重でした。

中本
CPP勉強法に関してご自身で工夫した点はありましたか。

村上
先ほど米田が申し上げた内容と重複しますが、文字で読む部分だけだと自分で理解できないことも出てきます。
確か「マネジメントガイド」に図が集約して載っていたと思いますが、文章を読んで図で理解する感じで進めました。
あとは、集中購買について語る部分になると、自分が進めている業務が集中購買なのか、分散購買なのか、どっち寄りの業務なのかを自分でひもづけながら勉強していきました。

中本
ご自身の業務と照らし合わせながら理論を学んでいったわけですね。
CPPで特に印象的な学習項目がありましたら、教えてください。

米田
私は、開発購買とVEです。
考え方を業務で学ぶことがなかったので、製造業の購買の考え方を知り、自分はどうなのか考えるきっかけにもなりました。

村上
私はインコタームズのどこの場所で受け渡すか、提供側と受け取る側の取引条件の話などは、国内取引で起こらない条件交渉だと思いました。
メーカーから製品を買うことはあるのですが、国内の代理店とやり取りする方が多かったので、業務上で知る機会が少ないことを学べました。

中本
開発購買やバリューエンジニアリングはCPPのコンテンツの中でよくほめていただいていますが、貿易やインコタームズはほめていただく機会が滅多にありませんでした。
そこを取り上げていただき、ありがたく感じています。

米田
そこを学んだあとで輸入業務がいくつか発生しました。

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