最高得点者・団体受験インタビュー (凸版印刷 武野氏 中田氏 金子氏 小島氏) その5|受験勉強で工夫した点とは?
凸版印刷株式会社の武野 正樹さん(中部事業部 購買部 課長 包装管理士)、中田 明子さん(事業開発・研究本部 総合研究所 購買チーム 主任)、金子 真大さん(製造統括本部 購買センター 資材調達部)、小島 基晴さん(製造統括本部 購買センター 資材調達部)にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
受験勉強で工夫した点とは?
森宮
武野さんはどんな勉強方法を取りましたか。
経験豊富なので、なかなかモチベーションが上がらないようなことはありませんでしたか。
武野
私はセミナーを受けさせてもらい、基本的にテキストを1から読みました。
私の場合はそもそも、記憶力が衰えています。覚えることよりも内容を1回、読んでみようと考えました。
それでひと通り読んでみたわけです。あとはセミナーで重要と聞いた部分を覚えながら2回目に読んでいきました。
モチベーションに関して、今さら感や人に教わりたくないという気持ちになることはありませんでした。
むしろ、最初に申し上げた通り、調達という仕事を他の人もしているという意識があまりなく、自分1人でやっている感じだったのです。
それで、他の会社の調達担当の方がどんなふうに考え、先生になるような人物がどういう方向でまとめていくのかが、非常に興味深かったのです。
森宮
受験勉強というより、ご自身の業務の整理みたいな感じでしょうか。
武野
他の会社の調達担当の考え方に触れ、すごく新鮮な感じがしました。
森宮
中田さんはどうでしたか。
半年という期間がありましたから、短期集中というより日常の業務と折り合いをつけながら学習しなければならなかったのではないですか。
中田
本当に少しずつ進めた感じです。
テキストをいただいて1から読み始めたのですが、調達以外にプロジェクトマネジメントや物流など幅広い分野の内容が載っていました。読み物として面白く、参考になりました。
それらをすぐに覚えられたわけではありませんが、すごく読みやすく、読むのが辛いと感じませんでした。
森宮
苦労した点や不安な点はありましたか。
中田
試験勉強としては量が多いので、ポイントを絞った学習がしづらかったです。
ですから、試験の直前はセミナーでうかがった内容を集中的に勉強しました。
森宮
事業所もバラバラなみなさんですが、最高得点を同じ会社から3人も出すのは本当にすごいことです。
何かご一緒にされたことや社内での申し送りみたいなものがあったのでしょうか。
中田
試験対策セミナーでの先生の発言をメモし、共有しました。こういった設問の形で出るといっていた点などです。
森宮
それは武野さんにも伝わりましたか。
武野
伝わってくる範囲で聞いていました。
森宮
金子さんが、受験準備を始めるにあたって先輩から何か聞いたというようなことはありますか。
金子
先輩からアドバイスを聞きましたし、同じ本社で同じ時期に受験する人と一緒に勉強しました。
休日に喫茶店などで行いました。
中田
私も同じ研究所の後輩が受験する予定でしたから、ときどき声をかけて刺激し合っていました。
家で勉強するときはノートにテキストを書き写し、単語帳を作るなど、高校や大学の受験勉強と変わらない感じでした。
森宮
武野さんがテキストを読み込んだのは通勤時間でしょうか。
武野
いえ、私は通勤時間や社内にいる間をあまり受験勉強に使っていません。
休みの日に図書館へ行ったり、帰宅後に時間があるときにテキストを読んだりしていました。
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