横河マニュファクチャリングインタビューその3|購買業務の人材育成の課題とは?
体系的に教育するような仕組みがなかったのです。
横河マニュファクチャリング 館慎吾さん(技術購買部 購買管理課 課長)、関根 徹也さん(技術購買部 購買管理課)にお話を伺いました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
購買業務の人材育成の課題とは?
安部
先ほどOJTのお話がありましたが、一般的に購買業務というと先達の背中をみて育つという考えがされることが少なくないと思います。
そういう中で、その当時組織的に人材を育成していくような考えはありましたでしょうか?
館
体系的に教育するような仕組みはなかったですね。
私自身もそうなのですけれど、購買には、資材関係、生産管理、あるいは現場を経験した人達が多くいて、ある程度の現場経験の下地がある人たちですので、「それまでの経験を生かしてコストダウンしなさい」と言われていました。
安部
まさに属人的なスキルで推進する感じですね。
館
私が購買部署に来たときも、特に専門的な教育は無かったです。
関根が購買にきたのは・・・?
関根
3年から4年前です。
館
それまで資材関係をやってきたので実際に物を買うという行為はしていたのですが、コストダウンということに特化したのは多分初めてだったと思います。
安部
「どうやってコストダウンをしよう」と思った時に、実際にいろいろな方法があるということを勉強されたと思うのですが、最初にCPP資格を取得されたのが館さんですか?
館
おそらく横河マニュファクチャリングの中では私が初めてだと思います。
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