CPPホルダー(T様)インタビューその2| 自己検証できるスキルを持つ意味とは?

ある意味、私のように職制上位者であればある程、このスタディーガイドに書かれてあることは、非常に参考になります。

CPPホルダーのTさん(匿名希望・製造企業 購買部長)にお会いしました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略)

※事務局注
Tさんはご事情により社名・氏名は控えたいが、CPPが業務に大変役に立った事への恩返しをしたいとのご趣旨でインタビューにご協力くださいました。

自己検証できるスキルを持つ意味とは?

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安部
現在は、CPP資格制度を組織的に導入していただいているのか、それともまずはご自身が受験して検証されている段階でしょうか?

Tさん
まさに、そこが私のもう一つの課題なります。

私は2011年にCPPを知りました。
私がCPP・B級資格に合格したのが2013年です。結構時間がかかったのです。

勉強して非常に参考になりましたので、合格した後に部員にも紹介しました。

しかし、いかんせんスタディーガイドはボリュームがありますから、みんな途中で、息切れしてしまって、学習して資格を取ろうという段階までいっていないという状況です。

安部
社内に展開するという点において今まさに、ひとつの障壁にぶつかっているという状況ですね。

Tさん
そうです。
購買業務というは、どのようなやり方でも、個人のやり方でも結果が出るには出てしまうものだと思います。

けれども、それが適切なやり方かどうかを自己検証できないと、基本をご存知のサプライヤーから見ると「このやり方はなんだ?」と思われてしまう。
そうすると結果的に会社にとって損失になると思いますし、昨今では、社会的責任等をおさえた上での対応が不可欠になってきているとも思います。

下請法などの知識も持った上でサプライヤーと対応できること、これは基本だと思うのです。

その上で、個性を活かして、サプライヤーと協業して、しっかりとした仕事をすることが重要だと思います。

安部
部員の方をモチベートすることが難しいとのことですが、今後まずはご自身で経験された内容をお伝えになっていかれるのですか?それとも、何か社内展開策を考えておられますか?

Tさん
実を言いますと、私の部署は年齢の高い方が多いのです。

安部
ベテランの方が多いということですか?

Tさん
そうです。実は私が一番若いのです。

ベテランの方にとって、1つは「今更・・・」ということがあると思います。
2~3年かけて勉強して資格を取っても、あと数年で退職なのです。

それからもう一つは、ベテランになりますとそれぞれ自己流のやり方を持っていますので、変化することに対して抵抗があるのかなと思います。

また、CPPは決して即効性があるものではないですよね。
スタディーガイドを800ページ読み込んでサプライヤーと交渉しても、それですぐに仕入れ価格が下がるという結果がでる訳ではないのです。

ある意味、私のように職制上位者であればある程、このスタディーガイドに書かれてあることは、非常に参考になります。

これから購買部機能を高めようという状況の中で、「自社のインフラ、購買基盤を整える」ことが必要で、そのためには管理職がマネジメントガイドに書いてある基本的な内容を忠実に推進していくのが、当面のアプローチとして妥当だと思っています。

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