JX日鉱日石プロキュアメントインタビューその7| 「購買は最後の砦」とは?

上流で良い物を作るのかを検討したとしても、それに必要なものを戦略的に購買できていなければ、結局はダメなんじゃないか?

CPPホルダーのJX日鉱日石プロキュアメント 下田隆行さん(水島営業所長)にお会いしました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

「購買は最後の砦」とは?

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安部
保全部門から購買部門に異動される際、下田さんご自身の気持ちはいかがだったのですか?

下田
私は自分で希望しました。

当時の購買担当の様子を見ていて、単なる手続き業務として、例えば100万円の予算があるからといって、99万円の見積をそのまま発注してしまうようなやり方では良くないと思っていました。

100万円は予算としてとったけれど、いろいろやってコスト削減するなり、あるいは極力コストを増加させないで機能アップさせるなり、何か違うアプローチがあるはずで、更にはそういった検討結果がそもそも予算に反映されるべきだろうと。

ただ、そのように実行するには、キャリアを積んでスキルも持ったやる気のあるバイヤーのしっかりした提案でなければ、設計部門や保全部門の理解も得にくいと思います。

私が異動を希望した理由の一つとして、そこをブレークスルーしたかったということがありました。

すべての会社にあてはまるかどうかはわかりませんが、いかに上流で良い物を作るのかを検討したとしても、それに必要なものを戦略的に購買できていなければ、結局はダメなんじゃないかと思うので、購買は最後の砦だと言っています。

購買部門で単に価格を安くするだけではなくて、仕様や調達先を適正なものにしていくことで、上流の設計・計画工程での検討が生きてくるという良いサイクルになると思うのです。

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