JX日鉱日石プロキュアメントインタビューその2| 組織的な大きな改革があったときの課題とは?
1つの方向に向かって動くためには、業務手順や社員に求めるスキルなどのベースをどこかにあわせる必要があったのです
CPPホルダーのJX日鉱日石プロキュアメント 下田隆行さん(水島営業所長)にお会いしました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
組織的な大きな改革があったときの課題とは?
安部
組織的な大きな改革の際に、これから
「どのように教育していこう?」、
「どのように組織力をあげていこう?」、
「どのように調達力を上げていこう?」
と思われたのが、きっかけでもあり課題でもあったということでしょうか?
下田
そうですね。
JXグループは新日本石油と新日鉱ホールディングスの経営統合により2010年7月に発足し、それと同時に我々JX日鉱日石プロキュアメントも両社の購買部門が統合する形で発足したわけですが、
配属された両社の購買経験者は、それぞれに育ってきた環境もキャリアも違っている中で、両社とも属人的なスキルに依存している傾向があると感じました。
そういう状況の中で、1つの方向に向かって動くためには、業務手順や社員に求めるスキルなどのベースをどこかにあわせないといけないですよね。
もちろん、業務手順などの基盤は自分達で作りあげないといけないのですが、調達業務に必要な教養や基礎知識は、CPPのスタディーガイドのような汎用な教材であれば、
陳腐化させないための社員によるメンテナンスも不要で、活用しない手はないと思いました。
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