富士ゼロックス情報システムインタビューその4| 買っているものが違ってもベースが同じとは?

ソフトウェアの調達であろうが、物の調達であろうが、ベースになる考え方はまったく一緒だということに気づいたのです。

CPPホルダーの富士ゼロックス情報システム 飴谷文彰さん(経営管理統括部 総務部 BP改革推進グループ スタッフ)にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

買っているものが違ってもベースが同じとは?

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ーー経験者が近くにいないですとか、ものづくり教材のイメージについてはどのように解消されたのでしょうか?

(飴谷)
経験者が社内にいないことについては、社外の勉強会に参加させていただく中で、いろいろな方とのコミュニケーションを通して解消できたと思います。

社外の方々と接することは、自分の中で非常に衝撃といいますか、モチベーションをあげるものでした。

「今まで自分は何も知らないでやっていたのだ!」とカルチャーショックを受けましたね 笑。

CPPがものづくり企業向けのイメージであったことについて、自分の考えが間違っていたことにも気付かされました。

他社の購買を担当されている方と交流したり、調達プロフェッショナルスタディーガイドを読んだりする過程で、ソフトウェアの調達であろうが、物の調達であろうが、ベースになる考え方はまったく一緒だということに気づいたのです。

買っている物が違うだけで、同じベースで物事が進んでいるということが、わかったということです。

ものづくりでも、ソフトウェアの調達でも関係ないということがわかったので、CPPを勉強すれば、自社にも適応できると確信しました。

ーー具体的には、どのような気づきだったのでしょう?

(飴谷)
自分の中で、会社の戦略を受けて調達の戦略を練っていく上で、「自分は素人である」という意識があって悩んでいたのですが、あのスタディーガイドの3冊(マネジメントガイド、知識ガイド1・2)がよりどころになったのです。
あの3冊をいつも読みながら「何かマネできるところがないだろうか」と、仕事中もずっと見て考えていました。

その時、サプライヤー戦略だとか、会社の向かうべき方向性だとか、どのように調達プロセスをまわしていくかなどが3冊に記載されていると気づきました。

奥が深くて、理解が難しい部分もありましたが、でも基本的には、買っている物が違うだけで、同じ流れで物事が考えられ、進められているのだということに、毎日読んでいて気づいたのです。

ーー実務にCPPを適用しようとする過程で、ご自身で気づきを得たということですね。

(飴谷)
そうです。社外の勉強会に参加されている方でも、ソフトウェアを扱っている方はそう多くはいません。
しかし、ものづくり系の調達をされている方と話していても、CPPを活用しようというベースで話すと、「考え方は基本的に同じ」だとわかったのです。

ーー戦略系のことをスタディーガイドと照らし合わせながら業務をすすめるなかで、テキストだけの勉強には限界を感じることもあったのではないでしょうか?

また、実務として直面する課題を乗り越えなければならないという思いで学習するときには、学習効果は上がるのではないでしょうか?

(飴谷)
そうですね。効果があがると思います。
これまでスキルアップのために資格を取ろうと、自分の業務と関係の薄い領域を勉強したことがあるのですが、挫折することが多かったですからね 笑。

「今の仕事が忙しいから」「家庭が忙しいから」と、言い訳してあきらめてしまうこともありました。

でも今回のケースでいうと、自分が直面している課題に対して、それを「乗り越えないといけない、他にそれをできる人がいない」。

もちろん上司もいるのですが、でも「自分がやらなければ」という気持が強くありまして、ずばりマッチしていたのです。

学習に対する、意欲も全然違っていたと思います。

「CPPを学習することで壁が乗り越えられるか、どうか」は正直いってわからなかったのですが、「きっとこれをやれば、乗り越えられる」と信じられたのです。

私にとっては本当にバイブルだと思っています。

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