日立ビルシステム インタビュー5:すべての調達人材に学んでほしい!CPPは調達の教科書。

株式会社日立ビルシステム様に、「CPP資格取得」の背景やご活用についてお伺いしました。
 調達本部 調達企画部 調達企画グループ
 部長代理 飯森 直洋 様
   主任 丸川 貴志 様
   主任 成田 拓 様
 調達本部 調達二部 購買グループ
   主任 熊谷 紗也子 様

(※以降敬称略、所属・役職は2023年11月16日時点)

吉田
CPPはどのような方に学んでほしいとお考えでしょうか。今後のCPPへの期待も含めて是非お聞かせください。

飯森
極論を言えば、調達に関わる人すべてですね。ただ、内容が広く深いため、躊躇する人もいるでしょう。もう少しライトなCPPのC級やD級など入門編があると契機として良いのではないでしょうか。そこで興味を持ってもらい、さらにB級、A級へ進む形です。

吉田
貴重なご意見をありがとうございます。

飯森
B級も勉強にかなり時間を要するという点では難易度が少し高いのではないかと自身の学習経験から感じました。すべての調達人財に受験してほしいとは思いますが、きっかけとして活用するにはB級のハードルも高めなので、それをいかに下げるかが我々企画部門の仕事だと考えています。

丸川
若手であれば調達業務の全体像を見て知識を深められます。中堅であれば業務の復習、足りない部分の補完に役立つでしょう。ベテランは、サステナビリティへの対応など変化する調達環境も含め、調達全体の知見を得られると思います。

熊谷
CPPのテキストは調達全体を網羅しているので、まずは調達の教科書として若手に活用してほしいと思っています。年数が経つと、自分の担当領域の知識は深まりますが、他の部分は意外と知る機会が少ないものです。最初に全体を体系立てて知る意味でCPPは有意義だと思います。
ただ、専門用語を理解するだけでも難しいため、C級のような入門編や問題集があると良いと感じますね。わからない中でも問題を解いていくことで理解は深まるので、若手の学習にも役立つのではないでしょうか。

吉田
丸川さんはA級も取得されています。A級はどのような方がチャレンジするとよいと思いますか?

丸川
ホームページにも「実践編」と謳っているとおり、A級はある程度調達の実務経験がある中堅、ベテランにお勧めしたいですね。キャリアが浅い方だと出題の内容がまだまだ体験できていない場合が多いためです。マネージャークラスが適当ではないかと考えています。

~インタビュー実施後:追加記事~

国部
インタビューにご協力いただいた後に、成田さんは「CPP-B級」、さらに「CPP-A級」の試験を受験され、見事両方とも合格されたとお伺いしました。
あらためて、ご自身でもチャレンジされた背景や動機、B級・A級それぞれで苦労された点や工夫された点、また今後の抱負や取り組みについてお伺いできれば幸いです。

成田
今年度から部内の教育を取りまとめる立場に異動になったというのが元々B級をチャレンジするきっかけではあったのですが、他社様もCPPを活用しているというインタビューを拝見し、自身が培ってきた知識やスキルが一般的に通用するか力試しをする良い機会になると思っていました。

勉強を進める中では、これまで実務で携わってこなかった部分についてはテキストを読み進めたり用語を暗記するにあたり苦労しました。ですのでそういった部分については「自社の調達業務に落とし込むとどうか」という観点で勉強するなど工夫をしました。このような「自分だったらどうするか」という視点で勉強したことはA級の対策にも生かされていると感じました。

今後はこの経験を生かし、部内のメンバーのCPP取得を促進、勉強のサポートするということはもちろんですが、特にA級の取得を通じて視座が一つ上がったと感じましたので、学習したことを実践に落とし込むということを意識し、引き続き業務に邁進したいです。

(2024年3月5日現在)

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