日立ビルシステム インタビュー3:CPP教材はタンス・キャビネット⁈

株式会社日立ビルシステム様に、「CPP資格取得」の背景やご活用についてお伺いしました。
 調達本部 調達企画部 調達企画グループ
 部長代理 飯森 直洋 様
   主任 丸川 貴志 様
   主任 成田 拓 様
 調達本部 調達二部 購買グループ
   主任 熊谷 紗也子 様

(※以降敬称略、所属・役職は2023年11月16日時点)

吉田
CPPを知ったきっかけや背景を教えてください。

飯森
私の部署では人財教育を担当していますが、調達の力量を定量的に示す難しさを常々感じていました。何か調達の資格がないかと探していたところCPPの存在を知りました。また日立グループの中でもCPPの取得を推奨する会社があると知り、弊社も取り組んでみようとテキストを購入しました。
テキストを拝見したところ、調達の幅広い知識を吸収できる今までにはなかった良い教材だと感じ、これは普及推進すべきだと思いました。まず我々調達企画部員を中心にチャレンジし、難易度や学習時間を測ることにしたのです。

吉田
学習を通じて感じたCPPの印象をざっくばらんに伺ってもよろしいでしょうか。

丸川
私は10数年調達に従事していますが、CPPの勉強を進める中で、日立の調達で教えてもらったことは間違いなかったと改めて感じました。
CPPは調達業務について本当に幅広く学べます。調達全体が網羅されているため、自分の得意・不得意な点が明らかになりました。自分の弱い分野はまだまだ勉強しなくてはいけないと自覚できました。

熊谷
CPPの学習を通じて調達戦略の要素を整理できた点は有意義でしたね。調達スキルはもとより、その基本となる概念を体系的に学べた側面は役立ちました。改めて復習する良い機会となりました。

吉田
実務で生かせている部分もありますか?

丸川
弊社には物流改革に特化した部署があります。3PLといった物流に関するワードが出てきた際「あ、これは学んだ知識だ」とすぐに理解できました。

吉田
他部署との共通言語を得て、円滑な情報共有が図れたのですね。

丸川
生産領域の在庫管理や品質管理、不良率に関するセクションは現場でも役立つと思います。弊社にも茨城県に工場があります。工場の調達担当者はCPPを学ぶことでより製造部や生産統括部など他部門の担当者話がしやすくなるのではないかと感じました。

吉田
日立グループには横断的な調達連携もあると伺いました。その点にも生かされているのではないですか?

丸川
そうですね、同じセクターの中でシナジー効果を出すために調達部門同士でもサステナビリティやコスト低減に取り組んでいます。今後さらなる推進が求められる中、必要となる用語の統一にもCPPは役立つと思います。

吉田
マネジメントのお立場からもCPP学習の効果は感じられますか?

飯森
調達全体を体系的に網羅し学べる教材は他になかなかありません。たとえ直接関与したことのない業務領域においても、CPP学習を通じて得た知識や共通言語によりステークホルダーとの話しもしやすくなります。
CPPの教材は調達に関わるさまざまな情報のタンス、キャビネットのようなものだと思います。日々断片的に起こる事象を自分の頭の中のどこに納め整理すべきか。バラバラの情報をつなぎ合わせたり、正しい位置に格納し頭の中のデータベースに納めたりする上で非常に役立っていると感じています。

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