明電舎インタビュー6:ステークホルターを巻き込んだSDGsへの取組みとは?

株式会社明電舎 調達本部 企画管理課 シニアエキスパート 山下 恵嘉様(CPP-A級資格取得)と調達本部 EV調達部 EV調達課 主任 保坂 直輝様(CPP-B級資格取得)に、資格取得の背景やご活用についてお伺いしました。

(※以降敬称略、所属・役職は2021年12月21日時点)

吉田
ありがとうございます。御社の購買調達プロフェッショナル人材像、これから目指す方向性等について教えてください。

山下
CPPだけではなく、環境に関する検定も取得するようにしています。
やはり、これからは環境の時代なので、環境教育にも力を入れています。

吉田
ありがとうございます。「購買調達と環境」…、キーワードのように感じましたし、広くとらえるとSDGs、ESG、カーボンニュートラルに対して取り組まれているのかなと感じました。
もう少し詳しく聞かせていただければと思うのですが、御社のこれからの購買調達人材は、環境も考慮できて、経営にも貢献する人材を育成していこうとされているのでしょうか?

山下
そうですね。
部署に来て間もない人は、サプライヤー管理というのを「発注だけをしていればいい」という程度でしか理解していないのかなと感じています。
ただ、実際は経営状況や環境に対する取り組み等全体的に理解していなければいけないですね。全体を俯瞰したサプライヤー管理ができる方の育成を目指しています。

吉田
他の企業様にもヒアリングをさせていただく中で、最近「SDGs」、「カーボンニュートラル」といった話や、サプライヤー管理でも環境に関する監査や評価等をよく聞くようになりました。
御社の、環境に配慮することを取り込んだ、購買調達のビジョンやお取組み事例等教えてください。

山下
3年程前からエコアクション21という環境マネジメントの第三者認証取得活動を推進しています。
本認証は環境省が策定したもので、各地方自治体の商工会議所等が事務局となって勉強会を開催してくれるもので、これまでに当社の活動として累計130社に認証を取得いただいています。
そのエコアクション21の活動を通じて、サプライヤー様のエネルギー使用量、水資源の使用量、5S、社内動線に対してアドバイスやサポートを相互に行い、相互でレベルアップができていると思います。
また、エコアクション21の認証を取得すると、弊社もサプライヤー様も公共事業への参入等、活動範囲の広がりがある等のメリットもあり、弊社もサプライヤー様もWIN-WINな関係で取り組むことができます。

吉田
先程のエコアクション21に関して、ホスト企業、言い換えると旗振り役となっている企業は御社なのでしょうか?

山下
そうですね、弊社の購買調達部門ともう一つ環境戦略を考える別な部門でやっていました。
県から補助金と認定の指導をしていただきながら進めていって、今は弊社にもエコアクションの指導資格を持った指導員がいます。そういったネットワークから、社内外の情報が入るので、サプライヤー様にも強制ではなく、おすすめをしています。

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