サンゴバン株式会社 機能樹脂事業部 インタビューその5|購買・調達プロフェッショナル人材の定義とは?

サンゴバン株式会社機能樹脂事業部 パーチェスマネージャー 嘉瀬 清司様(CPP-A級資格取得)に、資格取得の背景やご活用についてお伺いしました。(※以降敬称略、所属・役職は2021年11月26日時点)

吉田
CPPでそのような内部の悩みが解消されていったのですね。CPPはどのようなきっかけで知ったのでしょうか?

嘉瀬
実は、CPPガイドだけを持っている社員が1人いまして、その方に借りて読んだ時に「これこれ!これを知りたかったんだ!」と思ったのが第一印象です。
その後、きちんと勉強するには「やっぱり資格取る」という目標を自分に甘えないように掲げました。

吉田
先程、製品グループでも購買機能を一部持たれているということを伺いましたが、その方々も取り組まれていらっしゃるのでしょうか?

嘉瀬
その方々にとっては、ちょっと負荷が大きいかなと感じています。
理由は、その方々の見積もり業務は、業務の10%に満たないからですね。
ただ、購買部門として人が増えた時には、組織として取ろうかな、と思っています。

吉田
因みに、嘉瀬さんが考える購買・調達プロフェッショナル人材の定義について教えてください。

嘉瀬
やっぱり目的をちゃんと把握しているっていうことですね。あとは、引き出しがいっぱいあるということですね。
購買活動は外部の協力者が増える活動なので、サプライヤーさん嫌がる会社になってはダメだなと思っています。

吉田
そうですよね。協力会社が本当の意味で協力してくれる、先ほどのお話より、事業の広がり、効率化、思わぬ提案など、関係性を築くことでできたりしますよね。

嘉瀬
あと、やっぱり仕事も早くなりますよね。サプライヤーさん側で扱っていない製品の場合、別な会社を紹介してくれたりします。

吉田
なるほど。先程の、引き出しの多さというのは協力会社さんの繋がりの多さでしょうか?

嘉瀬
交渉の時の引き出しの多さですね。
交渉は、ある意味「準備」ですよね。準備が足りない交渉をほど、相手を失望させるものは無いですよね。
単なる力押しになって、片方が儲けて片方が損する、みたいになるんですよ。

例えば、テーブルの上に置いてあるピザだけを奪い合うような交渉はしてはいけないと思っています。
きちんと準備して自分の周りに何があって、自分の所からは何を供給できて、サプライヤーさん側には何があって…、というのことを、できる限り調べ尽くした交渉だと本当に損がない交渉ができるので、そういうことができる人が「交渉する時の引き出し多さ」の意味合いで、かつプロなんじゃないかな、と思います。

吉田
お互いのWin-Winを引き出せるような人、ということですかね。

嘉瀬
そうですね。

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