東京電力・谷口氏 松本氏 五十嵐氏 インタビューその9|A級受験で苦労した点とは?
東京電力ホールディングス株式会社
谷口 正洋さん(経営企画ユニット グループ事業管理室 調達管理グループ 能力開発担当課長)
松本 理奈さん(廃炉資材調達センター 廃炉調達企画グループ 副主任)
東京電力パワーグリッド株式会社
五十嵐 正和さん(資材調達センター 調達改革第二グループ 課長)
にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
A級受験で苦労した点とは?
森宮
でも、A級はB級と違っていますよね。
みなさんから「テキストはないの」と聞かれることがよくあります。
五十嵐
セミナーの冊子はいただきましたよ。
セミナーでは出題の傾向なども教えてもらいました。
勝田
練習問題もありますね。
五十嵐
実際に受けてみて分かったのですが、テキストに書いてあることは、まず出ませんね(笑)。
B級は基本的にテキストから出ますから、それが一番の大きな違いでしょう。
結局のところ、A級はテキストの内容を理解したうえで、どう判断すべきかを尋ねられます。
そこが苦労したところです。
それと実際に感じる自分なりの手応えとスコアとのかい離が大きく、対策が立てにくい面もあります。
松本
誤ったことを選ぶ質問があまりなく、より適したものを選ぶことが多いですね。
自分を部長クラスと仮定して回答する問題も多く、判断に困ることがありました。
五十嵐
絶対的な回答がないわけですから、そこが最も対策が立てにくい部分です。
だから、私は1回落ちました。
その時の運にもよりますが、セミナーでやったところが多く出るときと、そうでないときがあります。
私は1回目、運悪く後者に当たってしまいました(笑)。
セミナーで出たことが多く出題された回もあり、「そっちに当たったら受かったのに」と思い、その時は悔しかったですね。
でも、悔しがっていても仕方がないので、対策が立てにくいのは覚悟のうえでリベンジを誓い、あとから受験する松本と、知り得た少ない情報を共有して勉強し、約1週間後のリベンジ試験に合格しました。
松本
私も1回落ちています。
他の人の意見を聞きたくて、記憶をたどりながら「こういう問題にこんな選択肢が出て、私はこれを選んだけど、どう思いますか」と相談していました。
そうやって仲間の協力も受け、一週間後に合格しました。
いっしょに取り組める人がいたのはやはり大きかったです。
それをやらせてくれた会社のおかげといえるかもしれません。
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