東京電力・谷口氏 松本氏 五十嵐氏 インタビューその3|最初にCPPを知って感じたこととは?

東京電力ホールディングス株式会社
谷口 正洋さん(経営企画ユニット グループ事業管理室 調達管理グループ 能力開発担当課長)
松本 理奈さん(廃炉資材調達センター 廃炉調達企画グループ 副主任)

東京電力パワーグリッド株式会社
五十嵐 正和さん(資材調達センター 調達改革第二グループ 課長)

にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

最初にCPPを知って感じたこととは?

森宮
廃炉は国内で他に事例がないことです。
しかも、企画という中枢にいらっしゃるわけですから、いろいろな難しさを抱えていると思います。

そんな中、最初にCPPについて話を聞いたとき、松本さんはどのように受け止めましたか。

松本
最も印象に残ったのは、幅広くいろいろな調達に関係する知識を学べることです。
これはいいと思いました。

私自身は、資材での経験がそこまで長くはなく、契約実務も2年半ほどしかやっていませんでしたから、自分が知らない分野の知識を得られて良かったです。
具体的には国際調達や資材流通、生産方式、工程管理などで、テキスト4冊にわたって詳しく紹介されていました。

森宮
それではこれは役に立つと前向きに受け止められたのでしょうか。

松本
そう思っていました。

森宮
この点について五十嵐さんはいかがですか。
CPPでいうと谷口さんに近い立場で導入をサポートされたのかもしれませんが、ご自身も受験された初期段階での印象はどうだったのでしょう。

五十嵐
きっかけは当時の上司と谷口から、社内認定資格を取得しているということで声をかけられ、いっしょに受験することになりました。
松本も同じでした。

そのとき、私は申し訳ないのですが、CPPについて知りませんでした。
実際のところ「何ですか、それ」という感じでした(笑)。

現実にテキストが届き、勉強を始めてやっと腹落ちしたのです。
私が今まで点の形で持っていた知識が体系的につながっていました。

それに加え、社内のマニュアルや手続きに精通していたとしても、社外の調達がどんなものか興味がありました。
調達のスキルを測る物差しを持っていませんでしたから、テキストを読むことでいろいろな知識を得ると同時に、世間一般の調達の常識をある程度おさえられたように感じ、自信を持てました。

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