関西電力・浜田氏 川口氏 インタビューその6|「友の会」事務局の活動とは?

関西電力の浜田誠一郎さん(調達本部 調達改革推進グループ チーフマネジャー)、川口恒平さん(調達本部 流通・一般機器調達グループ)にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

「友の会」事務局の活動とは?

勝田
「友の会」の事務局として社内メールマガジンの発信や勉強会、懇親会などをやられたそうですね。

CPPを社内に広め、組織力を向上させるために尽力されたわけですが、会の運営で苦労したことはありましたか。

もともと志の高い人が参加しているようですが、困ったことなどはなかったのでしょうか。

浜田
結構、勢いで進めましたから(笑)。

メルマガは週に1回出すことにして、担当と締め切りを決めて管理しました。

自分が書くときは、以前読んだ際に付箋を付けたり、メモを書き加えたところを引っ張り出して作りました。

川口
ガイドブックの中身は充実しているので、書くことには困りませんでした。

勝田
メルマガはどんな内容だったのですか。

浜田
ガイドブックの各章のワンポイントレッスンと、調達に関する雑談みたいなコラムの構成です。

レッスンでは、例えばスぺンドアナリシスだったら、当社でどう役立つか、試験ではこういうところが出るといったポイントを書きました。

あまり長いと読んでくれませんから短めにするなど、工夫しました。

勝田
ガイドブックを社内の実際の業務に結びつけたわけですか。

浜田
はい。

ガイドブックの全章について、当社の調達業務との関係性を4段階に分類して、◎は「業務に直結するので必読」、△は「製造業向けなので教養程度。ただし受験には必須」などと整理しました。

その分類は、最初のメルマガに書きました。

勝田
なぜ、自分たちの業務にこれが必要なのかを分かりやすく訴求したメルマガといえますね。

川口
メルマガには答えの解説や業務との関連付けだけでなく、他社の取り組みの紹介や日刊工業新聞、日本能率協会のホームページ、セミナーの内容も掲載しました。

自分たちだけでクローズしないよう外にも目を向けてきたつもりです。
良い話を広く紹介して、課題解決のきっかけになれば、という思いもありました。

ときどき反応も返ってきましたから、面白がっていたところもあったでしょう。
調達部門にいると、営業的な活動をあまりしないですし。

浜田
勉強会を午後6時以降に開いて、事務局で作った予想問題を勉強したりもしました。

メルマガの中身や、勉強会で配った資料は、一度きりにならないよう、全て社内掲示板に載せて、誰でも参照できるようにしています。

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