IHIインタビューその6|マネジメント的な視野を持つ意味とは?

無意識で影響があったと思われるのは、本人のリーダーシップ意識向上の動機付けとなっていることです。

IHIの神谷康弘さん(エネルギー・プラントセクター 公務・生産センター 調達部 調達グループ 主査)、柏原真理子さん(同センター 調達部 調達グループ)にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

マネジメント的な視野を持つ意味とは?

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ーー神谷さんは、柏原さんがCPP・B級資格を取得するまでと、取得されたあとで仕事ぶりに変化を感じてらっしゃいますか?

神谷
これからの活躍に期待しているところです。

柏原は、これからグループをひっぱってもらう人材です。私は、CPP資格はマネジメント的内容が多く含まれていると思っています。

査定だとか交渉とかの個々のスキルに関して柏原は一定のレベルに達していますが、
「スキルを持っている人間が、全体的・体系的にそれをどう繋げくのか」、
「体系的なスキルをもとに、部門もしくは会社をどう引っ張っていくのか」
という、一段高い視点、マネジメント的な視野でグループを引っ張ってもらいたいという期待を持っています。

まだ合格して日が浅いので、「一段高い視点、マネジメント的な視野を持ちなさい」と言うのは難しい面がありますが、そういう視野を持ってもらいたいと思っています。
柏原にはそれができると思っています。

また、本人が意識しているのとは別の観点ですが、無意識で影響があったと思われるのは、柏原がCPP・B級資格に合格したことが、本人のリーダーシップ意識向上の動機付けとなっていることです。

例えば、部門のみんなに「柏原さんは、CPPという調達プロフェッショナルの認定試験を受けて合格したよ」「あとに続く人はいますか?」という話をするだけでも、柏原の思いも変わってくると思います。

柏原には、「CPP・A級資格を受けるつもりはありますか?」「ぜひ受けてみたら?」ともアドバイスもしています。

今後、部門としてCPP資格制度を導入するかはわかりませんが、「私もCPP・B級資格にチャレンジしたい」という人がでてくれば、そういう人のサポートや制度導入の推進のような業務にも力を入れてもらい、みんなを引っ張っていって欲しいと思っています。

手始めとして、CPPの内容や試験の内容について、メンバーに紹介する会合を実施してもらいましたが、反応は上々でしたね。

実際に、「次は、自分も受験してみたい」というスタッフも出てきています。

そういう意味で、柏原本人は、「最初に受けた人間で、受かった人間」だという思いは残っているでしょうから、「次は、私が引っ張って行く」という思いに繫がればいいなと思っています。

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