IHIインタビューその3|知らないことを知る意味とは?
これまで知らなかったことも、違和感なく知識として取り込むことができ、面白いと感じたのです。
IHIの神谷康弘さん(エネルギー・プラントセクター 公務・生産センター 調達部 調達グループ 主査)、柏原真理子さん(同センター 調達部 調達グループ)にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
知らないことを知る意味とは?
ーー柏原さんは、神谷さんから、CPP資格制度を紹介されたとき、最初の印象はどうでしたか?
柏原
正直に言いますと、難しそうだなと思いました。
弊社の、それも自部門の調達しかしらないので、調達にはこんな世界があるのか驚きましたし、難しそうだと感じたのですが、でも、面白そうだな、とも思いました。
ーー難しそうから面白そうに変わったのというのは、すごい変化ですよね。
柏原
「難しそう」という意味は、やっぱり「言葉づかいに慣れない」と感じたということです。
自分達が普段社内で使用している言葉に対し、慣れない言葉づかい、といいますか、用語になじみがなく、レベルが高いと感じたのが最初の印象だったのだと思います。
でも、スタディーガイドを読んでみたら自分の調達業務に共通するところも少なくありませんでしたので、それ以外のこれまで知らなかったことも、違和感なく知識として取り込むことができ、面白いと感じたのです。
ーー実際に手に取ってみて最初難しいなと思いながらも読み進めて行く間に壁が下がってきたというイメージでしょうか?
柏原
そうです。
それから試験直前対策セミナーという公開セミナーを受けさせていただいたのですが、そこで全体感を聴いて、「こういうことなのだ」と理解がすすみました。
また、スタディーガイドをさらに読んで全体を理解していくうちに、「ここは知っているところだ」とか、「ここは知らない」とか、全体像がだんだんと見えてきました。
ーー試験直前対策セミナーを受けるということは、受験する覚悟を決めていらしたと思うのですが、その決め手は何だったのでしょう?
柏原
受験があること、テキストがあること、セミナーを受けることをセットで紹介していただいていたのです。ステップアップの順番としてではなく、全部一緒に申しこんで、「よし、やるぞ」という感じで受験しました。
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