カゴメインタビューその3| 購買の戦略シートとは?
そのシートには、過去の購買履歴や、過去の思案の経緯といった、いろいろなトピックスが書いてありました。
CPPホルダーのカゴメ 片山喜晴さん(生産調達本部 調達部 購買グループ 主任)にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
購買の戦略シートとは?
購買の戦略シートについてお聞かせください。
片山
私が調達に着任する以前から、前任者が標準化や原価低減活動をやりはじめていました。
彼はCPP資格取得者で、「スペンドアナリシスを使って購買の戦略シートを作ったらどうか」と提案をしたそうです。
それは、どこに問題や課題が載っているのかがわかりやすく、特にマネージャー層に好評だったようです。
その前任者から、ある業務領域の担当を引き引継ぎました。
その際、A3サイズの1枚のシートでまとめられた資料をみせられました。
そのシートには、過去の購買履歴や、過去の思案の経緯といった、いろいろなトピックスが書いてありました。
こういう会社とお付き合いしているなど、いろいろな流れがシートで一目でわかるのです。大変分かり易かった記憶があります。
私が赴任した後も、その流れを停滞させてはいけないと思いました。
そんな経緯もあって、CPP資格は、2013年度から全員必須のスキルとして取得するということになりました。
今、所属している調達メンバーは、これから受験する者以外は、全員CPP資格を持っています。
もちろん部長が旗を振って取りなさいといっているだけでなく、部長も持っています。
課長も全員持っています。今年赴任した人間ももうすでに、1人合格しました。他のメンバーは次回の受験を目指しているところです。
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