キリンインタビューその5| これから目指す調達の姿とは?

「言われたことだけをやる調達」ではなく、調達だからこそ、社外から情報を得るアンテナがあるからこそ、経営や社内関係部門に「提案できること」が必ずあるはずだと感じています。

CPPホルダーのキリン 間美弥子さん(調達部 企画担当 主査)を訪問しました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

これから目指す調達の姿とは?

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(安部)
調達機能が、いろいろな業界で注目されてきています。
これまでよりも、期待される関与領域が広がっていると感じるのですがいかがでしょうか?

(間)
はい、非常に活動領域が広がってきており、もっともっと経営戦略に近づいていると感じます。会社の大きな方向性をみながら、先回りして動かなくてはなりません。。大きく舵を切り変えて、我々の組織能力も強化していきたいと考えています。

(安部)
経営からの期待もどんどん大きくなってきて、調達起点で貢献していくというお気持ちですね。

(間)
はい、調達として会社に貢献していきたいですし、そのために“ある程度は経営に対して物申すことができるようにならねば”と思っています。「言われたことだけをやる調達」ではなく、調達だからこそ、社外から情報を得るアンテナがあるからこそ、経営や社内関係部門に「提案できること」が必ずあるはずだと感じていますそこを意識して、経営戦略に近いところで、関係部門を巻き込んで大きな取組みができるかが大事になりますね。

(安部)
高い志をお持ちですね。

(間)
これからは、そういう前向きな改革意識がなくては調達ではやっていけないと感じています。「生半可な気持で調達部門に来るくらいなら、別部門にいったほうがいいですよ」とはっきり申しあげるぐらいです。志の高いメンバーに参画してもらい、その志の高いメンバーと一緒に頑張って成果をあげていきたいです。
調達を通じて、また調達自体の組織をどう変えていけるか、それが私たちの課題になりますね。

(安部)
間さんご自身はCPP・A級を取得されており、これから御社では人材がどんどん育成されていくことと思います。これからCPPの受験を目指している方へ応援のメッセージをお願いします。

(間)
CPPに挑戦することは、単に調達を学ぶだけではないと思います。
例えばMBAの教科書にあるような理論のエッセンスも書いてありますので、
テキストの内容を学ぶことは調達以外のビジネスにも十分活かせると感じます。

メンバーにも、「調達業務のために取り組むけれども、もし調達から異動しても有効ですよ」とお話ししています。企画、立案、生産、交渉など、CPPを通じて学んだことが活きない分野はビジネス上あまりないと思います。
それぞれの分野のエッセンスが凝縮されているのですね。
CPPを学ぶことは、調達のための資格取得だけでなく、社会人として仕事をする上でとても身になることだと思いますので、自信を持って私もおすすめします。

(安部)
今日はありがとうございました。

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