CPPホルダー(伊原様)インタビューその2|購買・調達部門に対する社内的認識の変化とは?
CPPホルダーの伊原隆さんを訪問しました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略)
購買・調達部門に対する社内的認識の変化とは?
安部:
世の中は、購買・調達機能を強化していこうという流れになっていると感じますが、伊原さんはいかがお感じでしょうか?
伊原:
それに対しては異論がありますね。
入社時、「君は見所があるから購買部に配属だ」と言われ、「これから購買部の時代がくるから頑張れ」と、言われました。
以降、ずっと購買の時代が来ると折に触れて聞きますが、なかなか来ないなぁと感じています。
安部:
そうなのですか!?
伊原:
はい。もしかすると、原材料費が高い企業さんとは違うのかもしれません。
当社は、材料を購買した後に、製造工程で多くの価値を付加するメーカーだという理由もあると思います。
安部:
少し脱線しますが、その意味では、生産技術部門の社内的な地位は高いですか?
伊原:
生産技術の定義によると思います。
生産技術も製造も、やはりとても大変だと思います。
だれしも自部門の地位が高いとか低いとか思いたいところですが、そんなことを言ってもなんにも始まらないと思います。
要は、それぞれの持ち場でコスト削減を最大化するために全力を尽くすことです。
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