関西電力・浜田氏 川口氏 インタビューその2|CPPに取り組んだきっかけとは?
関西電力の浜田誠一郎さん(調達本部 調達改革推進グループ チーフマネジャー)、川口恒平さん(調達本部 流通・一般機器調達グループ)にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
CPPに取り組んだきっかけとは?
勝田
2人ともCPP(購買プロフェッショナル資格)のホルダーです。
CPPに取り組むきっかけをおうかがいします。
浜田
私は他の部門から来たので、調達とか購買の名前がついている本をいろいろと買って調べているうちに、CPPを見つけました。
川口
私は7年前に調達部門に配属されました。
配属されたときは、OJTや先輩方に聞くことで業務を行うことが中心で、なかなか貢献できず、もどかしい思いをしていました。そこで、社外の調達担当の勉強である購買ネットワーク会に行くなど、自分なりに何かできないかと模索していた中で、最終的にCPPへ行き着きました。
勝田
まず、ガイドブックに触れていただいたと思うのですが、非常に分厚いでしょう(笑)。
内容も見ていただき、どんな感想を持ちましたか。
川口
とてもよくまとまっていると思います。
私自身がすごいと感じたのは、知識ガイドもそうですが、スキルスタンダードの部分です。
調達に求められる役割と、どういうスキルによって、バイヤーとして付加価値を出していくのかという方向性が書かれています。
予算や設備を管理していない調達部門がどうやって事業に貢献していくのか、しっかりと書かれています。
これは使えると思い、部門の教育にかかる方針の中にも記載していただくよう働きかけました。
知識ガイドもまとまっており、スキルスタンダードと併せるととても勉強になります。
勝田
ガイドブックで勉強したのは、試験を受けようと考えたからですか、それともまずは読んでみようということだったのですか。
川口
まずは読んでみようというのが始まりでした。
確か私が購入した第2版が2万4,000円だったと思います。
テキストの存在自体は知っていましたが、購入するまでかなりためらいました。
厚さの割に高いし、自費だし(笑)ただ、これも自分への投資と思い、買ってみることにしました。でも、いざ買ってみたら、既に会社にありホコリをかぶっているという。(笑)。
浜田
色々な本を読んだあとに、会社にあったCPPガイドブックを読みました。
よく体系立てられていて、これだけでかなりカバーできると思いました。
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