NTTコミュニケーションズインタビュー その2 | 社内導入のために最初にとったアクションとは

NTTコミュニケーションズ株式会社
小原 琢彦さん(プロキュアメント部 企画部門/第一調達部門 部門長)、
大島 貴史さん(プロキュアメント部 第三調達部門 第二チーム 担当課長)、
岩崎 宏海さん(プロキュアメント部 第二調達部門 第一チーム 主査)、
笠川 由紀さん(プロキュアメント部 第二調達部門 第三チーム)、
事務局:柴田 真紀さん(プロキュアメント部 企画部門 第一チーム)にお話しを伺いました。
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

聞き手:一般社団法人日本能率協会 経営人材センター ものづくりグループ 森宮千尋

社内導入のために最初にとったアクションとは

森宮
ここまでCPPを知ったきっかけや導入の動機についてお話しを伺いました。
これは、様々な会社の担当者から聞かれるのですけども、「CPP資格使えそうだな、我が部門に取り入れたい」となった場合、さて社内でどのように採用して広めていくのかという点でアドバイスを求められることが少なくありません。

実際、その時点で逡巡されて、なかなか導入に踏み切れない、という声も聞きます。
小原さんは実際にCPPを導入しようと思ってからは、具体的にご自身でどのような行動を取られたのですか。

小原
具体的には、まず自分が受験しました。着任が7月でしたので、その次の試験期である1月の試験でB級を受験しました。

目的は二つあって、一つは、ありきたりですが自ら率先して姿勢を示したいと考えたことと、もう一つは、業務への活用度や難易度等、資格の内容を把握するということでした。そのため、個人学習で合格できるものかどうかの確認も含め、ガイドを手元に、独自に学習し受験するという方法を選びました。

森宮
それで見事B級に合格をされました。
合格の認定書が届き、そのことを、社内的に共有されたのですか?

小原
その1年後にA級を取得しました。当時のガイド改訂のキャンペーン期間中だったこともあって、認定証がとても立派なものだったので、それを部内でお互いに見せ合って宣伝したりしました(笑)。
導入するにあたり、自分が何をしたかといいますと、やはり自分で率先して推進するということと、推進するにあたり、社員の皆さん一人一人に語り掛けるといいますか、成長の機会としてうまく利用して、個人としても組織としても成長しましょうと愚直に話していきました。

成長の度合いの個人差はありますが、全員が成長することで、最終的には会社の成長に貢献しましょうという気持ちでした。
あとは、管理職の皆さんに申し訳ないのですけれども、管理職の皆さんは、基本的に全員受験してほしいと伝えました。更に、自己学習でやりましょう、と。そのために自分も独学で最初に資格取得したというわけです。

森宮
ご自身が率先して、B級からさらにA級も取得されて、その上で管理職の皆さまにも問いかけるようにお話しをされたということですね。
当時すでに管理職であった大島さんは、部門の中では最初の方で受験されたということですね。

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