新日鉄住金エンジニアリングインタビューその6|CPP活用で広がる可能性とは?
「CPP資格制度は試験ですから結果がでるものですが、結果だけでなく、学習したことが購買・調達の実務に非常に役立つと思います。」
CPPホルダーの新日鉄住金エンジニアリング 横山茂生さん(調達本部 調達企画部 外注契約室 シニアマネジャー)、八島一裕さん(調達本部 調達企画部 鋼材調達室 室長)を訪問しました。
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
CPP活用で広がる可能性とは?
八島
個人的な話ですが、調達の資格だけではなく、CPPを勉強することでマネジメントにも興味がでました。
調達以外の他の勉強をやるきっかけになって、良かったと思っています。
--どういった分野の勉強をされたのでしょうか?
八島
マネジメントの世界で、ドラッカーとか孫子とかを教育に使えないかと思って勉強しましたね。
横山
ドラッカーや孫子、「7つの習慣」(スティーブン・コヴィ)を題材にした階層別の研修メニューがすでにできあがっています。
八島のオリジナルですよ 笑。
八島
そういうきっかけになったし、学んだことが広がっていくことが面白いな、と思いました。
横山
私自身も実は、去年の夏に中小企業診断士の一次試験に受かりまして、現在、大学院で勉強しており、同資格の経産省登録に向け準備中なのですが、そこで学習した分野とCPPがまさに合致するのです。
企業経営理論、あるいは工場の運営管理、財務会計などは、まさにぴたっとはまりました。
おかげで、勉強時間はかなり少なくてすみました 笑。
私は入社以来ほぼ一貫して購買畑を歩んでおり、製鉄部門で輸入鉄鉱石の仕入れや、原料輸送船の傭船契約や製鉄所での作業請負契約、その後エンジニアリング部門に移ってからも資機材調達契約を担当し、いわゆるProcurementを長年やってきました。
仕事の延長上にあったので非常にスムーズでした。
--これから受験をされる方や、CPP資格制度を導入されようというお会社にメッセージをお願いします。
横山
CPP資格制度は試験ですから結果がでるものですが、結果だけでなく、学習したことが購買・調達の実務に非常に役立つと思います。
系統立てて知識を身に付けるのに非常に有効なツールだと思いますので、ぜひ広くお使いになると良いと思います。
八島
日本能率協会で公開研修もやっているので、いろんな業種の方や調達の方と知り合う機会があると思います。
その中で、自分達の立ち位置を知ることや、いろいろネタが散らばっているので、その辺も上手く使ったらいいかなと思います。
自分の仕事を広げる良いきっかけになると思います。
あとは自分次第だと思いますね。
--ありがとうございました。
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