中村屋インタビューその5|「やるべきことの型は決まっている」とは?

CPPホルダーの中村屋 熊谷章さん(購買部 原材料グループ 係長)を訪問しました。
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

「やるべきことの型は決まっている」とは?

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–実際、CPPを使ってみて、役に立ちましたか?

(熊谷)
役に立っています。
一番大きかった点が、考え方を整理できたところです。

それまでは、課題が発生したときに、場当たり的に対処していたこともないとは言えなかったのです。しかし、CPPを学んでからは、実は課題に対して「やること」はほぼ決まっているということがわかりました。

どんなカテゴリーでもどんな状況でもやらなきゃいけないことが決まっていて、やれることも限られている。
それをステップ踏んでやっていくしかない、という整理ができました。

どういうことかと言いますと、例えば、サプライヤーさんからある商品の供給がなくなるとします。

それまでは、どんなカテゴリーでも、場当り的に対応していました。

今では、確保できる商品は確保する。次に代わりの物を探すなどをする。

そういう事態が発生した際にある程度、やること、やれることって決まっている、ということが、再確認できました。

そして「知識として整理できた」ので、「業務としても整理して取り組める」という安心感が、一番大きかったことだと思います。

「この場合はこれでいいのかな?」とか、「この場合はこうしなければいけないのかな?」というような、「この場合」というほどのケースバイケースの多様性はなく、迷う必要がなくなった。

常に基本に立ち返るということなのだな、という気づきがありました

例えば、何か格闘技をやっているとします。
日々の業務が対戦だとしたら、こういった知識とは「型」なのだと思います。

空手でも一対一で対戦するものもあれば、一通りの型をみせる演武もあると思います。

実戦ばかりだったら蹴りが苦手だったら、突きだけでやるという、「使う・使わない」の判断はあると思います。

でも演武の型を見直すことで、蹴りとはこういうものであるという基本を身につけて立ち返ることができる。
そういう基本が、かなり整理できたと思います。

–社内調整にかける時間が多いとおっしゃられていたのですが、変わっていきそうですか?

熊谷
今回学んだことを、ストレートに改善に結びつけられるかというと難しいのかなと思いますが、購買のコア業務の効率を改善することはできると思います。

今後はCPPで学んだことを裏付けとして社内説明することで、改善のためのより説得力がある話できると思っています。

–本日は、ありがとうございました。

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