中部電力インタビューその2|最初の3人から社内に広げた方法とは?
中部電力株式会社
鈴木様・吉添様・松田様・黒川様・山本様の5名にお話を伺いました。
聞き手は日本能率協会事務局の勝田です。(以下敬称略)
最初の3人から社内に広げた方法とは?
勝田
実際にその3人の方が受けるに当たって苦労などがあったと思いますが、いかがでしょうか。
鈴木
周囲にCPP取得者がいないため、どのように学習すればよいかわからず、とりあえず調達プロフェッショナルスタディガイド(以下、ガイド)を読み始めたと聞いています。
ガイドを読み進めるうちに、調達に関する体系的な知識や幅い分野の知識に触れ、とても内容が興味深いものであることに気づき、学習意欲が高まっていったと聞いています。
勝田
基本的な勉強方法はガイドの読み込みが中心だったのでしょうか。
鈴木
まずガイドを通読し、試験対策セミナーを受講させていただきました。その後ポイントを把握したうえでさらにガイドを読み込んでいったと聞いています。
勝田
その3人の方が受けられてから、鈴木さんを含むきょうの5人のみなさんが受けるまでは、どういった経緯があったのでしょうか。
鈴木
最初の3人は無事全員合格しました。知識を得て、資格も取得できたため、とても達成感があったようです。3人でお祝い昼食会をしていました。試験が終わった後も、3人はガイドを頻繁に開いて、日々の業務の参考としており、実業務においても役立つという実感があったようです。私も3人が開いているテキストがとても気になり始めました。
結果、組織としてCPP資格取得の目標を立てて、部門全体へ展開していこうということになりました。
勝田
先駆者の3人の取り組みが組織の取り組みに広がっていったわけですね。
それでもっと多くのメンバーが受けることになり、みなさんがチャレンジしたということでしょうか。
鈴木
はい。体系的かつ幅広い調達知識が習得でき、実業務にも役立ち、学習意欲が湧きモチベーションも高まるということで、積極的に広めていこうと。
勝田
社内で広めていったとき、苦労など多かったのではないですか。
「さぁみんなやりましょう」というわけにはいかないですよね。
鈴木
そうですね、まずCPPがどういうものであるか、どういうメリットがあるのかを丁寧に部門の皆さんに説明する必要がありました。先ほどの3人の中には私の上司もおりまして、自ら取得し、良さがわかっているため、積極的に会議の場等で、その良さをPRしてくれました。みなさん徐々に興味が湧いていったように感じます。受験すれば資格が手に入る、というのもポイントの1つであったのかもしれません。
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