戸田建設インタビューその4|CPPを社内展開するきっかけとは?
戸田建設の佐藤さん(購買1部 部長)、滝沢さん(購買1部 次長)、猪飼さん(購買1部 課長)、牛山さん(購買1部 主任)、土屋さん(購買1部 主任)にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
CPPを社内展開するきっかけとは?
綿貫
貴社のお取組みのきっかけは、ちょうど1年前、私ども日本能率協会で主催した企業事例の特別講演会と伺っています。
発表企業様は私どものCPP教材や資格制度を利用していただいており、それらの取り組み事例を紹介させていただいた講演会でしたね。
その後、滝沢さんにCPPガイドの内容をご確認いただき、貴社で取り組みが始まったわけですね。実際に滝沢さんは部長である佐藤さんにCPP導入について、相談されたのでしょうか。
滝沢
はい、私が佐藤に相談しました。
佐藤
私どもは建設業ですが、建築に関する資格はいろいろとあります。
1級建築士や施工管理士の資格取得にはみんなが積極的に取り組んでいるのですが、購買部門にはそのような資格が何もありませんでした。購買という部署を何年も経験しているのに、取得できる資格がなかったのです。せっかく購買部門にいるのだから、CPPのような購買・調達向けの資格があるのなら、各自が身につけてレベルアップしてくれればいいと思いました。
ただ今回3人が合格しましたが、学んだ内容がそのまま建設業に当てはまるかというと、非常に難しいと感じます。メーカーや製造業なら、ある程度その通りにやっていけばいいでしょう。建設業は一品生産ですから、そのまま使えるかどうかは正直疑問です。
しかし、これから建設業がどのような方向へ向かうか分かりませんが、考え方や知識としては役立ちそうです。会社が少しでも利益を出していくためには、そういったシステム的なことも理解しておくべきでしょう。製造業とそっくり同じやり方にはならないと思いながらも、新しい気づきがあれば良いと考えて初回は3人に受験させました。
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