米国ISM視察その④サプライチェーンのヤングスター!
2012年にISM(Institute for Supply Management) のトップに就任したCEOのMr. Tom Dallは当時のISMの会合の様子を見て「若い人が全くいない、自分たちが死んだらどうなってしまうんだ」と、若手が欠落している状況に危機感を覚え、若い人材育成に力を入れ始めました。
まずはスポンサーを募り全米の8つの大学のサプライチェーンを専攻した学生への奨学金制度をスタートしました。
2013年からは70万以上のコンタクトを有するTHOMASNET.comと提携して、若い調達プロを発掘するための30歳以下のAward 候補者のノミネートを呼びかけ、そのうち30人がUnder 30 30 Supply Chain Starsとしてスポットライトを浴びました。ちなみに初年度にも関わらず7~80人ほどのノミネートが挙がったそうです。反応の速さもばっちり。
Awaradは今年も若きサプライヤー達に授与されました。このアワードの過去受賞者が新しい受賞者のメンタ―的な存在になり、人材の底上げをはかるエコシステムがうまく機能しています。
このお話、今回の視察でISM幹部から直接聞いたのですが、トップの決断が実行に移されるまでのスピード感がすごいです。実際今年の年次カンファレンスの会場でも、若い参加者が本当に多かったです。前回ご紹介したのゴールドメダル(功労者表彰)に続き、米国がいかに長期目線で業界を盛り立てる仕組みを築いているか思い知りました。
今年の受賞者の顔ぶれはこちら↓ 輝いています!
http://30under30.thomasnet.com/