奈良岡様インタビューその6| 調達によるコーディネーションの意識と文化とは?
バイヤー業務を20年近くやっておられて「バイヤーとして完成されている」と、私が尊敬している先輩がCPPを受験されたのですが、その方が「客観視できてよかった」とおっしゃっていました。
CPPホルダーの奈良岡郁雄さん(水処理エンジニアリング企業勤務)にお話を伺いました。(以下、敬称略)
調達によるコーディネーションの意識と文化とは?
(安部)
スタディーガイドの中でも主張していますが、調達部門が社内外含めてコーディネーションするという動きは、すごく求められていると思います。
先ほどお聞きしたコーディネーション的な調達機能は、元々エンジニアリング企業にはあるのでしょうか?
(奈良岡)
会社の成り立ちが、元々製造会社の一部門だったこともあり、物を作ってエンジニアリングもする事業部でしたから、そういう意識や文化はあったのだと思います。
(安部)
ただ物を調達する、ただ購買するということではなかったということですよね。
(奈良岡)
そうではないですね。
(安部)
CPPでは、そのようなコーディネーションの重要性を主張しているのですが、元々そのような意識や文化をもってらっしゃったエンジニアリング企業の中でCPPを評価いただけた点をお聞きできますか?
(奈良岡)
特に、スタディーガイドの中で、「調達が介入するタイミング」や、「部を横断して購買が影響を与えていく」という部分は「うん、確かにそうだな」と感じました。
「実際にやっていることと合致したな」ということだと思います。
(安部)
それはスタディーガイドにも書いているし間違ってないなという確信を得ていただいたということでしょうか?
(奈良岡)
そうです。
非常に印象に残っていることがあります。
バイヤー業務を20年近くやっておられて「バイヤーとして完成されている」と、私が尊敬している先輩がいます。その方もCPPを受験されたのですが、その方が「客観視できてよかった」とおっしゃっていました。
「今まで体系化された物と自分の業務を見比べる機会が無かったが、CPPの内容をみて、あらためて、今までやってきたことは、間違いではなかったな」というコメントをされていたのがとても印象に残っています。
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