奈良岡様インタビューその5|技術と調達の関係とは
購買の仕事を始めた時、もちろん技術的な知識は必要ですが、それに加えて対人交渉術などが求められました。
CPPホルダーの奈良岡郁雄さん(水処理エンジニアリング企業勤務)にお話を伺いました。(以下、敬称略)
技術と調達の関係とは
(安部)
技術部門から調達部門へ異動された際、仕事の内容や進め方が違うなと思われたことなどはありましたか?
(奈良岡)
技術部と購買の仕事は密接に絡み合うべきだと思うのですが、内容が全く異なる印象を持ちました。
購買の仕事を始めた時、もちろん技術的な知識は必要ですが、それに加えて対人交渉術などが求められました。
(安部)
調達では、より人との絡みが生まれてくるということですよね。
(奈良岡)
それは、社内にも社外にも求められます。
建設や増設など、与えられたプロジェクトに対して購買部の担当バイヤーがそのプロジェクトに対し経営的な管理をします。
例えば、技術的なコストが多くなってしまうようであれば、それを止める必要があります。
お客様からの要求に対して、それがもし契約外であれば、社内にも厳しく対応(プロフィット・コスト管理)をしなければなりません。
社外に対しては、スタディーガイドにも書いてありましたが、常に公平、公正に、俯瞰的なから目線と会話でコストを押さえるということを目指すことが必要だと思います。
(安部)
技術部門の気持もわかりながら、今は調達をされているわけですね。
(奈良岡)
そうです。たまに心痛い時もありますが、こらえつつやっています。
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