川崎重工業インタビューその5| オリジナルテキストを作ったのはなぜか?
レジメ化、編集などの作業で1年ぐらいは、かかりましたよ。
CPPホルダーの川崎重工業 熊代真和さん(調達本部 調達企画部 主事)にお話を伺いました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
オリジナルテキストを作ったのはなぜか?
安部
御社用にテキストを作られたとのことですが、その経緯について教えてください?
熊代
2009年にCPPを研修として導入しようとしたわけですが、当初は、本社OJTの一環として、本社やカンパニーの調達部門に配属された入社2年目の若手社員を対象に集合形式での研修を企画していました。
ですが、その企画内容を各カンパニーの調達部門に説明した際に、入社3年目以降の人が勉強できないのは不公平ではないかという意見があったので、2年目研修とは別の枠組みで3年目以降の人には通信教育による自主学習形式といったメニューを用意しました。
導入初年度の2009年は、自分自身も勉強しながら、各章ごとにレジメとしてまとめて、受講者に配付していました。
スタディーガイドを全部読むのは大変なので、要点をレジメ化したのです。
そのレジュメを編集し、翌年にテキストとして利用しはじめました。テキスト化するにあたっては、日本能率協会さんの許可ももちろんもらいました。
あと、テキストのほかに、理解度テストと称した問題集も作りました。
安部
テキストにしても問題集にしても、相当な労力と情熱と期間が必要だと思います。
それは調達企画の皆さんで作られたのですか?
熊代
はい。レジメ化、編集などの作業で1年ぐらいは、かかりましたよ。
安部
それは大変でしたね?
熊代
大変でしたが充実感はありましたよ。
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