大塚製薬 インタビュー3:ずばり!CPPの知識は実務にこう役立つ!

大塚製薬株式会社様に、「CPP資格取得」の背景やご活用についてお伺いしました。

資材部長 佐伯 和洋 様

資材部 医薬・コスメディクスチーム
 部長補佐 矢木 大輔 様  係長 清水 理恵 様  係長 浮島 晴加 様  湯ノ谷 憲一郎 様

資材部 ニュートラシューティカルズ製品チーム
 課長 齊郷 俊樹 様  係長 白須賀 るみこ 様  係長 森 隆史 様
 課長 宮下 尚之 様  係長 近藤 志帆 様

白須賀 るみこ 様 森 隆史 様 浮島 晴加 様 宮下 尚之 様

(※以降敬称略、所属・役職は2023年10月24日時点)
(※医薬・コスメディクスチーム:医薬・コスメチーム)
(※ニュートラシューティカルズ製品チーム:NCチーム)

谷澤
資格取得に向けて勉強した経験を振り返っていかがですか?

白須賀
最初テキストを見ただけでは手強い印象を受けましたが、読んでいくうちに日々実践している業務とリンクする部分とそうでない部分が明らかになりました。リンクする部分は非常に納得感があり腹落ちしました。これまで体系的に購買・調達分野の勉強をしたことがなかったため大変有益だったと思います。


私は全く調達の知識がないレベルから勉強を始めたため、今のタイミングで「調達業務とは何か」から学べた点は非常に有意義でした。学んだことをできるだけ実務に活かしていきたいと目下模索中です。

谷澤
どのようなポイントが実際の業務に活かせそうだと感じますか?


交渉に臨む姿勢ですね。開発購買の概念が示すとおり、単なる値下げ交渉ではなかなかコスト削減にはつながりません。QCDのバランスが必要です。コストを下げるだけでなく、安定調達を図る上でも開発段階から携わることは非常に重要です。実務と並行してその点を学べた経験は、より自分の力になったと実感しています。

浮島
私も開発購買はかなり勉強になりました。価格交渉に非常に役立っていると感じています。コロナ禍での急激な原材料高騰により価格交渉を必要とする場面が非常に増えました。モノの原価がどのように成り立っているのか。調達・購買の広い範囲を勉強したことにより、その観点からも考えられるようになったのは大きな成果だと思います。

谷澤
より広い視野を得られたのですね。

浮島
CPPの勉強を通じて得られた知識を基に原料メーカーと価格構成の話ができるようになったので、今後はその部分をより広げ、価格交渉の根拠分析に活かしていきたいですね。
また、開発購買の視点から生産や開発領域まで一歩踏み込み、最初の製品設計段階から資材としての意見を入れてもらいながら製品構築まで関わっていけたらと思います。

谷澤
製品開発を重視される御社にとって非常に大切なポイントですね。

白須賀
弊社は技術主導的な側面が強く、これまで開発部門が全てを決めることが多く、資材部はあまりそこに関与できていなかった現状がありました。しかしコロナ禍以降、それだけではなかなか立ち行かない社会的変化も生じた中、少しずつではありますが、資材部が製品開発の領域まで入るべく努力しています。その際、CPPの知識は理論武装の一つの手段として非常に活用できると感じています。

谷澤
互いに共通言語で話せるということですね。森さんはいかがですか?


資格取得により自分に自信をつける意味はもちろん、対社外的な説得力、信頼感も増し、一目置かれる存在になり得ると感じています。よりシビアな関係性も構築・強化できると思っています。

谷澤
実感がこもっていますね。


私自身、コロナ禍で取引先と直接お会いする機会がなかなか持てず、最初に名刺交換をした時「新たに担当となりました森です」と挨拶することが多くありました。その際、CPP有資格者と名刺に明記されていることで、私に対する先方の姿勢が少し違う肌感覚があります。

谷澤
先方の言動に何らかの変化を感じるのですね。


CPP資格そのものに興味を持たれるケースもありますし、こちらからの質問により真摯にお答えいただける姿勢も感じます。CPP資格は対外的な面でも効果があると感じています。

宮下
私も価格交渉然り、開発購買の領域には知っておくべき部分が多くあるとCPPの勉強を通じて強く実感しました。

谷澤
加えて他にもありますか?

宮下
ノウハウの体系化や共有が非常に大切だと痛感した点は一番印象・記憶に残っています。

谷澤
是非詳しく教えてください。

宮下
全く異なる営業分野から資材部へ来た当初、調達領域は自分で経験値を上げながら勉強していくしかない部分が多い世界だと感じていました。しかしCPPの勉強を進めるにつれ、調達の世界においても知識の整理・体系化・共有は極めて重要であると改めて認識しました。
いつかは私も後任に仕事を引き継ぎます。その時に仕事を体系的に整理して引き継げる状態をいかに作るか。その点も考えていく必要があると感じました。それが私自身の知識の整理・定着にも繋がると思います。目には見えないノウハウを体系化して共有すべく少しずつ実践しています。

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