中部電力インタビューその8|合格に必要不可欠な職場風土とは?

中部電力株式会社
鈴木様・吉添様・松田様・黒川様・山本様の5名にお話を伺いました。
聞き手は日本能率協会事務局の勝田です。(以下敬称略)

合格に必要不可欠な職場風土とは?

勝田
鈴木さんはそういう取り組みを見ていたと思いますが、合格するために全社で取り組んできた活動はありますか。

鈴木
セミナーの受講については、受験予定者全員に受けていただくようにしましたが、それ以外については完全に個々人にお任せであり、皆さん自分のペースで勉強していくかたちでした。
ただ、皆さん顔なじみで、風通しもよい部門ですから、分からない部分があれば「これはどういう意味ですか」と勉強が進んでいる人に教えてもらうなど、みんなで協力し合っていた部分はありました。

勝田
もともとそういう風土があったのでしょうか。

鈴木
そうですね。日頃の業務でも、困ったときは相談し合い、最適解を導いていくという風土はありますね。

勝田
インタビューさせていただく会社では、業務時間中は仕事に集中するため、一切勉強をしないところもありました。
昼休みや夜、朝に勉強会を開く会社も結構、聞きます。
もともと相談し合える組織風土がある中、各自がしっかりと勉強するやり方が合っていたのでしょうね。
ところで、目標は今期中に何人などと合格する期限は特にあったのですか。

鈴木
年度で期限を区切っておりますので、今回受けた私たちは、2018年度中に合格するという目標でした。

勝田
みなさんとも基本的に一発合格ですね。
これはなかなかないことだと思います。
1つの組織で5人ぐらい受ければ、1人や2人は何度か挑戦することになるものです。
それにみなさんのスコアが高いです。
やるからには満点を目指していたのでしょうか。
高得点の裏側も教えてほしいのですが、どうでしょうか。

鈴木
私は、正直に言って、こんな高得点が取れるとは思っていませんでしたので、点数を見た瞬間は開いた口がふさがりませんでした。
高得点の裏側かどうかはわかりませんが、セミナーで配布されたテキストは、とにかく完全に覚えました。ガイドは膨大なページ数ですから、読み物としては大変面白いですが、試験対策という観点からは、どこを重点的に学習したらよいのかがわからないというのが実感です。テキストの内容を頭に叩き込むと、ガイドのポイントになる箇所が把握でき、記憶もより定着します。
私以外の皆さんも、セミナーのテキストを見て、合格への希望が湧いてきたのではないでしょうか。

勝田
合格後は社内に報告する義務があるのでしょうか。

鈴木
会社で予算を取って受験しておりますし、合格人数は調達部門としての目標になっていますので、報告する義務があります。

勝田
そのあとは社内で表彰式とか何かあるのでしょうか。

鈴木
表彰式とかは特にありませんが、何点であったか等、かなりみんなで盛り上がりましたし、そして喜び合いましたね。一体感が高まりましたね。コミュニケーションツールとしても有益なものであると思います。

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