米国ISM視察 番外編 インディ500!
この5月に訪問したISM(Institute for Supply Management)の国際会議はアメリカのインディアナポリスで開催されました。
インディアナポリスといえばインディ500。空港の到着ロビーにもマシンが鎮座しています。
そのインディ500がサウスウエスト航空のコスト戦略の一つ⇒駐機時間の短縮に一役買っていたってご存知ですか?
インディーカーは約40周で給油しなければならず、レース終了まで4~5回のピットイン作業が生じます。
当然ですが、その作業は0.1秒を争います。
このピットインでのすべての工程を研究し、サウスウェスト航空はそれまでの標準だった45分の駐機時間を、三分の一の15分に短縮することに成功しました。
作業密度を高めて効率化をはかる、このような取り組みは「一般プロセスベンチマーキング」と呼ぶそうです。
インディアナポリス万歳。
出典:「経営戦略全史」BY 三谷宏治