和光堂インタビューその2|コストプロデュースができない理由とは?
調達メンバー全員が業務に忙殺されていました。
CPPホルダーの和光堂 購買部 次長 西出竜樹さんにお話を伺いました。日本能率協会の小宮太郎がインタビューします。
(以下敬称略、※会社名、所属、お役職はインタビュー当時) ※現在はアサヒグループ食品㈱ 調達部
コストプロデュースができない理由とは?
小宮
CPP資格に取組まれる前に調達部門としてどのような課題を抱えていましたか?
西出
調達メンバー全員が業務に忙殺されていました。
本来はコストをプロデュースしなければいけないですし、会社から求められる組織能力等があったのですが、それを発揮することができていませんでした。
その原因としては、戦略調達にさける時間が不足していることでした。
それから、コスト低減の方法が担当者依存型と言いますか、担当者の腕次第というところがあり、個人に頼ってしまっている状態でした。
効果ある情報をうまく取り入れきれていない状態が続いていたので、結果として「戦略的な施策が限定的で弱い」という課題をずっと抱えていたと思います。
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