アサヒビールインタビューその3|「学習する組織」になるためには?
CPPホルダーのアサヒビール 門倉泰昭さん(研究生産本部 調達部 部長)、黒川哲平さん(研究生産本部 調達部 原料グループ 副課長)を訪問しました。
日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略)
「学習する組織」になるためには?
部門長の門倉さんが実際に取得されているというのは、部内で納得感もあると思いますし、推進力にもなると思います。ベテランの方々に勉強してもらうというのは難しいというのは、いろんなお会社でお聞きしています。
今はベテランの方々にもこのCPP資格制度を活用していただいているのですか?
(門倉)
そうです。
今、うちの部で17名中12名取得している状況です。
基本的には、B級は全員取って欲しいと考えており、面談のおりにも「資格取得を目指してください」と言っています。
とはいっても、今更と言われる方もいなくはないのです。
「学ぶ」ことを組織に浸透させるにはステップを踏んでいきました。
メンバー半分以上、3分の2のメンバーが取るまでのステップとしては、毎年候補となる方々を決めて、グループで一緒に勉強してくださいと言っていました。
事前の講習にも参加していただいて、聴講してきた内容を共有化してもらっていました。
その勉強会で刺激を受けあうことで、2~3年ぐらい前から良い方向に回りはじめました。
私も3年ぐらい前に勉強会グループの中の1人に入って、勉強させてもらいました。
受験できる期間が1ヶ月ぐらいあるので、なかには早めに受けて受かってしまう人もいます。
そうなると負けるわけにはいかないので、積極的に勉強をやりだすということもありしました。
ひとりではなく、複数の人でその期の試験に取り組むことで、上手く刺激にもなり、また面白さも増すと思っています。
2011年には、全員で章ごとに分担して勉強会をしました。
それが一旦終わった後は、個々に勉強して、事前講習に行きました。
講習の内容について共有する場を作ったりもしましたね。
(安部)
講習には黒川さんはご参加いただきましたか?
(黒川)
私は参加していません。
(門倉)
別の者が参加しました。
いろいろな個性がありますので、
彼は、独学で勉強するという形でした。
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